BUSINESS カチオン電着塗装

カチオン電着塗装とは?

低濃度で水溶性の電着塗料中に、被塗物を侵漬させ負極(−)とし、直流を電力を流す電着塗装の一種です。被塗物付近では塗料が化学反応を起こし不溶性の樹脂となり、複雑な形状も外観の良好な、均一で密着性の良い厚い塗膜を形成します。塗装は防錆性能に優れ、1,000時間以上の塩水噴霧試験に合格する実力を持ちます。大量・連続生産が必要とされる製品に用いる塗装方法として、広く普及しています。また鉛フリーで、地球環境にも優しい塗装技術として高く評価されています。

カチオン電着塗装とは?カチオン電着塗装とは?

岩瀬塗装の
カチオン電着塗装の特徴

当社のカチオン電着塗装の特徴は、洗浄工程がシャワー工程であること。
ディップ式では水抜けが悪い、潰し加工のあるパイプ製品もシャワー設備が充実している当社なら対応可能です。

塗装工程

当社では品質を左右する表面調整や化成皮膜処理などの下処理工程を重視し、より良い製品を提供するため、常に塗装工程の改善活動を続けています。

  • 湯洗工程

    湯水で被塗物表面に付着している汚れを洗い流します。
    脱脂液の汚れを少なくする効果があります。

  • 脱脂工程

    アルカリ系の脱脂液で被塗物表面の油脂を洗い流します。

  • 水洗工程

    被塗物表面に残留しているアルカリ液を洗い流します。

  • 表面調整工程

    化成処理(リン酸亜鉛処理)を効果的に行えるように被塗物表面を表面調整液で調整します。

  • 化成皮膜工程

    塗膜と被塗物の密着性を向上させるために、化成液でリン酸亜鉛皮膜を生成させます。

  • 水洗工程

    被塗物表面に残留している化成液を洗い流します。

  • カチオン電着工程

    被塗物を塗料液に浸漬し、電気的に塗膜を付着させます。
    塗膜は塩水噴霧試験において840時間をクリアする高い防錆性能を有し、
    全面を均一に塗装できる特徴があります。

  • UF水洗工程

    UFろ液(回収水洗液)で被塗物に付着した余分な塗料を洗い流します。
    洗い流された余分な塗料は、UFモジュールを通過して、
    再度電着塗料槽に循環され、塗料として再利用されます。

  • 純水水洗工程

    純水で電着塗膜表面の不純物を洗い流します。

  • セッティング工程

    被塗物表面がかなり濡れた状態で乾燥炉にて急昇温された場合、
    その水分が沸騰することで肌表面が荒れてしまう恐れがあるので、
    常温でしばらく放置し、被塗物表面を乾燥させます。
    表面を乾かすことで水跡、ワキ、二次タレなどを防止するメリットがあります。

  • 焼付乾燥工程

    195±10℃で乾燥させます。

ライン工程能力

タイプ

オーバーヘッド

塗装方式

ディップ式

洗浄方式

シャワー式

生産可能最大外形

1350×700×450㎜

記載したのは基本の工程能力です。 
製品の仕様や形状によりますので、
まずはご相談ください。

RECRUIT採用情報

当社の目標は、お客様に信頼され、社員が生き生きと働ける
会社として発展すること。社員一人ひとりがやりがいを持って
働けて、活力を感じられる会社として成長したい。
それが岩瀬塗装の目標であり使命であると考えています。

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